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●安田好弘弁護士のイメージは、マスコミによって操作されている

「最高裁ドタキャン弁護士」――これがマスコミによって刷り込まれた、安田好弘(やすだ・よしひろ)弁護士のイメージだろう。別に法曹界の人脈に詳しくもない僕も、なんとなくそう思い込まされていた。「人権派の活動をするのもいいけど、こんなことしたら世間の印象が悪くなるだけなんじゃないのかなぁ。戦術の下手くそな人だなぁ」などと思っていたのだ!ああ、馬鹿な俺。

 ところが、どうも事実は違うようだ。彼はドタキャンなどしていないことを、いくつかの記事(TVや大手新聞以外!のメディア)から発見した。(ネット上でも、東京新聞宮崎学責任編集「直言」などでこの件が読める。)
 いつも言うが、この件も“分かってる人はとっくに分かってる”ことだったんだろうと思う。分かってない僕が恥をしのんで、でも改めるためにこの文章を書いている。
 それらの情報によって知りえた事実関係は、こうだ。山口県母子殺害事件の二審弁護士が、今後の弁護を安田氏に依頼したいと最高裁に伝えたのが去年12月。実際に安田氏が被告本人に面接できたのが今年2月下旬。一般的に開廷の期日は三者協議(裁判所、検察、弁護士)で決めるのが通例なのだそうだ。それなのに何故か、最高裁は一方的に開廷の期日を3月14日に指定してきた。しかし、その期日までに数千ページの資料を調べ、弁護の方針を立てることはそもそも物理的に無理。(そんな準備の悪いズサンな弁護では、きちんと裁判を闘うこともできないだろう。)安田氏は延期を希望したが、最高裁は拒否。そしていわゆる“ドタキャン”に至る、ということだったらしい。安田氏は世間からのバッシングがありうることも十分に勘案した上で、仕方のない選択として欠席を選んだ。なぜか?可能な限りきちんとした弁護をするために…。
 その後、ビデオニュース・ドットコムに安田氏は出演。マスコミではほとんど報道されない、彼の側の言い分をじっくり聞くことができた。この番組では、ついでに今回の件だけでなく、氏の関わる様々な事件へのコメントや、死刑廃止論についての考えなど、いろいろ聞くことができた。日本社会で何が起こっているのかを理解する鍵になる様々な事実を安田氏は指摘するので、ものすごく参考になった。(有料だが、関心のあるあなたにはオススメ)で、結果、僕の認識はすっかり変わってしまった。
 はっきり言う。嘘、あるいは少なくとも極端に偏った情報を大々的に流して、国民の判断を意図的に操作しようとした(している)のは、マスコミだ。TVのワイドショーなどで行なわれたという(流石にくだらんのでそこまでは見ていないが)“ドタキャン弁護士”キャンペーンは、誰かを利するために権益側が仕組んだものである。すっかり騙されましたよ、まったく。
 もちろん山口県母子殺害事件の被害者家族の心情は、推し量って余りある。一生怒りと悲しみに堪えねばならないその立場は、尊重されてしかるべきだ。しかし、もしも裁判というものが、キャンペーンでもリンチでもないのなら、きちんと事実を照らし合わせ、人間に可能な限りの公正さと正確さを保たなければならない。そんなことは裁判というシステムの基本だと思っていたのだが(学校でもそんな風に習ったような気がするのだが)、日本の現状ははるかに遠いことが、様々な出来事から見えてきている感じがする。
 そしてその駄目駄目な、”法廷という名の公的リンチ”を、放置しているばかりか、祭りを盛り上げてさらに喜んでいるのが、マスコミであり、その情報を信じている人達だ(すなわちこの件で僕も含まれる、いや、含まれていた)。そもそも、最高裁のふるまい自体が奇妙ではないか。なんでまた一方的な期日通告という、異例の行動を取らなければならなかったのか。そしてマスコミは、事実をよく検証もせず「ドタキャン、ドタキャン」となぜ騒ぎたてたのか。
 ここからは推測、というより妄想みたいなものだが、安田氏の弁護士としての評判を失墜させたい勢力が、塊になって背後で蠢いているような気がする。(場合によっては彼の弁護活動そのものを不可能にさせたいのだろう、たぶん。)もちろん司法の世界の人材が、職務に対して倫理観を失いサラリーマン化しているとか、マスコミの官庁情報垂れ流しなどの、常日頃からの醜態が事態を後押ししたのはマチガイない。それを言えば、「どっちにしろ人が死んだんだから、吊るせばいいんだ!」と感情論にだけのめり込んでいく世論も同罪なのだが。(罪は罪であっても、事実はよく確かめられる必要があるし、そうでなければ社会の公正さは保たれない。被害者だって事実を無視されたら浮かばれないと、僕は思うがね…。)
 権益側は、やすやすとマスコミ操作に騙され、また、深く考えず感情的カタルシスだけを求める国民の民度の低さを利用して、裁判を常に権益側に簡単に誘導できる体制を常態にしたいのだ。それはもうすでにあちこちで起こっている。だが、さらに磐石なものにしたいのだ。こういう状況下に共謀罪なんて成立したら、ハイ、アウト!である。考え事を会話しただけで逮捕され、裁判でも公正な手続きなんか望むべくもなく、国家側のいいように罪をかぶせられる。恐怖政治の到来だ。来るべき憲法論議などにおいても、全く自由に発言できない体制を着々と築こうと、彼らは日々精進しているように思える。
 ちょっと妄想入り過ぎただろうか…。でもいくつも根拠のある妄想って…。
 これからは、「何かバッシング・キャンペーンが起こったら、その現象の裏に誰か得をするヤツが隠れている」と考えたほうが良さそうだ。また、そう考えた方が状況を深く理解できるような気がする。
 安田好弘弁護士のイメージは、マスコミによって積極的に操作されている。そして、この状況で得をする奴等が隠れている。市民によるオルタナ・メディアが必要な所以だ。騙されてばかりは悔しい。
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コメント


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この事件に関しては、私も全く同様の感想を持っていました。
このような状況で裁判員制度等を実行してしまったら、司法がマスコミに支配されてしまうのは目に見えています。
さらに、政治家を選挙で選ぶ現状において政治家もマスコミには逆らえなくなってきています。
こうしてマスコミが第一権力となってしまうことを私は恐れています。
しかし、マスコミを支配しているのは国家ではなく反日勢力だと私は考えています。
とはいえ、この点についてマトモな感覚をもっているのがサヨクの方々だけだということに少々おどろいています。

日本人の民度というのも、中国や韓国とたいしてかわらないのだなということですね。

当ブログにコメントくださいまして、ありがとうございます。

この件について非常にお詳しいようですので、以下の点について、ぜひともご教示くださいますよう、お願いいたします。

(1) 今回の件は、なにも弁護人を安田氏と足立氏に交替せよ、と最高裁が命じたわけではありません。弁護側が直前になって交替を申し出たのです。前任者では任務が継続できない、なにか、やむを得ない事情があったのでしょうか。

(2)-1 仮に、やむを得ない事情があったとして、なぜ、それを公開法廷で弁明しなかったのでしょうか。安田氏は、その「ビデオニュース」で、何か理由をコメントしてらっしゃいましたか。

(2)-2 仮に、交替につき、やむを得ない事情が何もなかったとして、二審判決から3年以上が経過していたにもかかわらず、なぜ交替があの時期だったのでしょうか。上告審の準備期間なんか、それまでにいくらでもあったように思えるからこそ、最高裁も私もマスコミも疑念を呈示しているのです。
 
 
よろしくお願い申し上げます。

RYZさん
司法システムの劣化、あるいは瓦解に関してはかなり意見が近いかと存じます。
ウヨだのサヨだの、そういう安易なレッテル貼りを僕は信用しません。具体的事項についての知識・判断が、相互に、どのくらい議論として成り立つかが大切と思います。
民度に関しては、全く賛成です。

”みそしる”さん
お返事メールにしようかと思いましたが、公開でお答えします。
http://yukky0ape.blog62.fc2.com/blog-entry-13.html

ご連絡のみメールでお送りしますね。

あのあほ弁護士は素です

>しかし、もしも裁判というものが、キャンペーンでもリンチでもないのなら、
>きちんと事実を照らし合わせ、人間に可能な限りの公正さと正確さを保たなければならない。

まったくおっしゃるとおりですな。
安田弁護士のドタキャンについては
汚名だとしたら晴らされなければならないですな。
同様に、弁護人の主張する
死姦蘇生術等が事実なのかどうかも
公正さと正確さをもって判断する必要がありますね。
一審とは異なる主張をしている、
被告人の言動から反省が見られないと
言う事実からも。

他人の意見に素直な人のいい方ですね

結局、テレビに対して白か黒かと言ってるだけで、その姿勢じゃあ既存メディアから離れられてないのは変わらないんじゃあないですかね。
目新しい情報があればすぐさま意見を翻すなら、そりゃテレビとインターネットに踊らされてるだけでは。
マスコミの姿勢が感心しないのも確かだけど、ドラえもんがどうとか赤ん坊をあやそうとして首を絞めたとかいう主張も、全部マスコミの捏造なのかしら。
「イジメられる側にもイジメられるなりの理由はある」ってことは?

正直な話、あなたの打ち出した論議は話にならない。

>被害者だって事実を無視されたら浮かばれないと、僕は思うがね…。
実に勝手な思慮だ。
この被害者が、被害者の家族を意味するなら、
彼の発言を考えるべきだろう。
もし、被害者本人のことなら、
余りに勝手で余りに酷い冒涜である。
あなたに被害者本人のことなど何もわからないだろう。

安田弁護士のことについても、あなたは所詮テレビやネットの、最近の、上辺の話しか知らないようだ。

彼がどのような弁護士なのか、あなたには想像つかないだろうか。
司法に携わらない一般人が聞いても、
明らかに疑念に思うであろう意味不明な弁護。
無理な主張。
減刑、死刑回避のみに焦点を絞った弁護は、
イメージ操作よりも遥かに憎悪の対象に値する行為だと思うが。

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