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●NHKスペシャル「“好きなものだけ食べたい”~小さな食卓の大きな変化~」

 なんとなく分かってはいたことだが、改めて驚いた。少子化対策どうのこうのなんてお偉い方々は年金だの税金だの、上からの視点でモノを考えているようだが、日本の子どもたちの置かれている現状は、食の問題を見てみれば明らかだった。
 これで子どもを大切にしていると言えるだろうか? これで健康な人が育つだろうか? (この手の問題になると、いきなりある意味右翼チックになる自分であった…。)再放送があるようなので、多くの人に見て欲しい。

 ある小学校の先生たちが、今、子どもの朝食がどうなっているかを調査するために、生徒たちにインスタントカメラで朝食の写真を撮らせるという活動をした。集まった写真から、朝食のメニューを分析した結果、驚くべき食の偏りが見出された、という話だ。
 食卓のこととなれば、家庭のこと、だから親の問題――という風に話が展開しがちだが、(そして親の責任が皆無ということがありえないのも事実だが、)ことは単純ではないようだ。ある家庭では、魚や野菜の料理もきちんと作ってはいる。しかし、子どもたちが進んで食べようとしない。豚丼に玉ねぎを入れても、嫌いな子は、丼から玉ねぎだけ丁寧にどけて食べようとする…。そういう現実の中で、親がもしも「食べろ、食べろ」と強要すれば、果たしてことが上手く行くかと言えば、決してそうはならないだろう。学校給食で「食べるまで帰さない」と強制されたことが、嫌な記憶になってずっと残っているという人もいると聞く。そうなると、次回、好きになるチャンスが仮に訪れても、心理的ハードルが高くて乗り越えにくくなってしまうだろう。そんな風に、好き嫌いを拡大再生産してしまうのは、あまりに無意味なことだ。
 番組の中では、ではどうしたら良いか、大人たちが考え行動している姿も描かれる。こういう大事なことは、誰かを悪者にして「ハイ終わり」ではなく、社会全体が知恵をしぼらないと上手く行かないことだろう。
 それにしても、食文化の解体が無残なほどだ。僕もよく、ファミレスなんかで親子がハンバーグやらポテトフライだけを食べている姿を見かける。たまになら問題ないが、たぶんこれが毎日なんだろうなぁ、と思わせる御家庭はちらほら見かける気がする。まず親自身が食に関心も知識もないのだ。まして栄養学なんて全く無知なんだろうなあ。
 では知識の有無の問題か、というと、そうとも言い切れない。親の親くらいの世代は、ふつうの食事とはどんなものか体で知っていて、覚えている平均的なメニューを作っているだけでそれなりに栄養が取れる食事をしていたわけだ。む・か・し・は・ね。言い換えれば、伝統的な食事をしているだけで、学問などなくとも健康を維持できた、ということだ。もちろん、日本も貧乏だったので、自分の畑や市場で買ったものを調理するしかなかった、という言い方もできる。だが、伝統の持つ力とはそういうもので、だからこそ過酷な環境の中で何世代も生きて行く民族が地球上にはたくさんいるのだ。
 ひるがえって、歴史レベルの長いスパンで見れば、食文化が駄目駄目な民族はほっといても滅びるに違いない(アメリカはそうなる可能性大)。
 ところで、年をとると代謝が落ちるので、脂っこい料理は苦手になる。たとえ美味しく食べても、食後、体がとっても重くなってつらくなるのだ。(若いときにはこれは分からなかった。)そういう時、日本食の優れたところを本当に実感する。日本食ったって寿司やスキヤキ、ましてテッパンヤキ(外国で有名)じゃありませんぜ。ふつうのご飯に味噌汁、そしてちょっとしたオカズ、一汁一菜というやつだ。地味だね~。でも体はそっちの方を喜ぶから、不思議なもんだ。
 僕はジャンク・フードの美味しさを否定しない。あれ、美味いので、食べたくならないというと嘘になる。インスタント・ラーメンが子どもの頃に発売された世代だし。でも、ポテチや脂っこいメニュー、特に外食系のそれは、体というより、脳が喜んでるんだと思う。従って、ドラッグに似た性質を帯びる。脳だけ喜ぶので、さながらオナニーを覚えた猿のようになりがちで、どんどん繰り返し食べる。はじめは問題ないが、やがてドラッグのように、影響が体の方に出てきてしまうというわけだ。(あまり偉そうには書けません、僕は酒量が多いので太り気味になりがちなんです。)
 自然食オタクや、健康オタクにはなりたくないのだが、現実的に自分の体を防衛しなけりゃならんということがある。どこまでやれるか、またどれほど効果があるかは分からないが、やるだけのことはやっていたい。長生きしたいからではなく、生きてる間、自分のしたいことをやりたいから。
 で、健康に興味のある人は、高齢者を中心にたくさんいて、健康グッズやら健康雑誌やらは十分市場があるように見えるが、はっきり言って多くの人は騙されているだけだと思う。ミノモンに「ココアが良いです」と言われれば、スーパーに走ってココアが売り切れるみたいな、馬鹿なことをしてるだけ。なんか一つ口に入れれば健康が保てるなんて、あ・り・え・な・いっ! サプリも同様。基本的な食事からある程度の栄養が取れていなければ、サプリの働く場所すら無い。新しい知識も大事だが、長年培われてきた知識(=ここでは伝統食)を参照することが、最も賢いのでは、と思う次第である。科学で分からないことなんて山のようにあるんですから。後から「やっぱ、間違ってました」とか言うことも多いんだから、学問なんて。(学問を否定してはいないが)
 子どものうちに本当は教わっておきたかったのが、栄養学と食事の作り方、それと世の中の制度の使い方(特に、権力の横暴に出会ったときとるべき行動=別名市民の権利)、民主主義の本来の意味とシステムとかかなあ。今の子どもたちには、これに加えて、人とのコミュニケーションのとり方も必要な気がするけれど、こんな話はタワゴトにしかならないのが、日本の現状かぁ。
 みんなが食の問題に関心を持てば、食料自給率のこととかもヤバイって話になると思うんだけどね。ところで、無駄かも知れないがアメリカ産牛肉はおやめになったほうが懸命ですよ。ってのは蛇足。
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