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●ベトナム戦争からな~んにも学んでないアメリカ、そして日本

蠍座で「ハーツ&マインズ」を見てきた。
マンガ家いましろたかしの初期作品に
「ハーツ&マインズ」というのがたしかあったが、
この映画のタイトルから取ったのだろうか?

最近、蠍座のかたくななチャレンジが好ましい。
自分もカタクナ系の人間だろうと思うが(と同時に根気無しだが)、
蠍座はどんどんすごくなっている気がする。(それだけ大変なのかも)
喜んでいるだけじゃ駄目で、応援しなくちゃというのもあるし、
要するに「見に行けよ!」ということで、
忙しい忙しい言ってないで、映画館に足を運ばなくちゃ。

この、”劇場に足を運ぶ”という行為が、昔より価値を増している気がする。
家で見ると、たとえ大画面で見られたとしても、
電話が来たり、メールが来たり、宅急便が来たりする。

だが、映画館では暗い中、2時間前後の濃密な体験ができる。
だから作品も大事になるに決まっている。

映画を見る時間がすっかり少なくなった自分がさみしいが、
今回、「ハーツ・アンド・マインズ」と「ウィンター・ソルジャー」を
あえて立て続けに見た。
どちらもベトナム戦争に関する映画だ。

「ハーツ・アンド・マインズ」、見て欲しい。
嫌な気分になり、暗く陰鬱に気持ちが荒む映画だが、
これが世界なのだ。

ああ、そうだったのか…。
アメリカは共産主義が広がるのをおそれて
(ドミノ理論=ぱたぱたと共産主義国家が世界中で増えると困るという理屈)
ベトナムに侵攻したと思っていたが、
フランスから独立したベトナムを、また植民地にするつもりだったのか…。
アメリカとフランスとの間で密約があったのか。
汚いな。汚い。

戦場にジュネーブ条約なんて、ないんだな、この時代とっくに。
ソンミ村の虐殺とかはニュースになったけど、
そもそも最初から虫けら扱いしていたわけだ、ベトナム人を。アジア人を。

するってえと、あれですか?
欧米列強がアジアをステーキみたいに切り分けていた時代と、
根本的に発想は変わってないってことだよね。ベトナム戦争。
自由主義じゃなく、帝国主義だよね。

ま、日本も歴史的に手を汚してしまったから、
アジアに向けて大層な事は言えない立場なんだが。

ベトナム戦争の時代、自分は小中学生だったが、
日本も戦争に関わっていいのか、という議論はあちこちで見た気がする。
マンガの中にもそういう真剣な議論は、けっこうたくさん出てきた。
真崎守、宮谷和彦、その他、その他。
一番語られたのは、僕の記憶では、
「沖縄からベトナムに軍用機が飛んでいる、この状況を座視していいのか」
という論調だったような気がする。
イマイチ子供だったので、広く当時の世論を見聞したのではないが、
逆に、子供だった自分でも大人の話題がそのあたりにあるくらい、
感知できるほどあちこちで議論があったということではないか。

結局当時、日本人がいくらデモをしても何も世界を動かせなかったのかも知れないが、
それは、たくさんの「密約」があったからでもあるのでは。
今年、密約のいくつかは明らかになったが、
平成の日本ではたいした世論は喚起されない。
また喚起されないように、それらのニュースをきちんと分析しないマスコミが
積極的消極的に邪魔をしてる、ってのもあるし。
(この分野に関しては、NHKスペシャルがむしろ良い仕事をしている。)

沖縄は当時から、そのように使われていて、
アメリカが中東に戦争をしかけてからも、同様なわけだ。
ずっと同じなわけだ。
しかも、沖縄で米兵が起こす様々な暴力的事件は、
根本的にアメリカがベトナムを扱っていた視線と同様なわけだ。
当然イラク戦争でも、イスラム圏の人たちは虫けらのように扱われたわけだ。
全部つながっているわけだ。

海兵隊が兵隊をどのように殺人マシーン作り上げるのかは、
「ウィンター・ソルジャー」の方で良く分かった。
インタビュー中心の地味な映画なので、見るならこちらは後に見るのをお勧めする。

ただ、ふと思うのは、この2本の映画はどちらもアメリカの人が作ったわけで、
アメリカの底力は、むしろ、どんな意見表明も簡単には潰されない、とか、
国家犯罪や密約も、決まった時間が過ぎればかなり深くまで情報公開される、とか、
そういうオープンなシステムを維持していることにあるだろう。
戦争好き暴力好きの悪魔のような国だが、同時に、理念が生きている部分もある。
(残虐行為の告白は、悪魔がこの世にいるならこいつらのことだと思うほどだった。ま、日本もご多分に漏れずで。)

けれども、再度、ベトナム戦争に関しては、
自由と独立を求めて戦ったベトナム人を、アメリカは潰そうとしたわけで、
「アメリカ建国の理念」を否定する戦争だと、映画の中でも語られていた。

そういう意味では、兵隊で行った国民も、たしかに国に騙された立場なのだが、
あれだけベトナム戦争の泥沼で痛い思いをして、今回もまた同じ騙され方をするのかい!
とイラク戦に関して思う。
まるで歴史に学ばないという意味では、日本はそれ以上かも知れないが。

一方日本の問題は、なんでまた日本がアメリカとの関係において未だこうなのか、
ということに関して、あまりにも秘密が多く、
これまで何がどうなっていたのか、国民が全く知らされてこなかった、
ということだと思う。
その秘密が、少しずつ少しずつ明らかになっては来たが、
外務官僚が歴史的重要書類を処分しやがって、永遠に事実は闇の中に封じられた。
これはかなり許せん行為だと思うが、世論の反応はあまりない。
その上、さらにまだまだ秘密があるのかもしれないし。
これじゃ歴史認識なんて正確になりっこないすよ。

(相撲界の賭博どころじゃないんだがな~、ホントは。しかも弟子の殺人事件のときはたいした騒ぎにならずに、ドラッグとギャンブルで大騒ぎって、日本全体が狂ってる。殺された力士の親だったら嘆きの怒り涙だと思うんだが。ちょっと脱線。)

端的に言うと、日米関係の戦後の歴史について、
我々は誤ったイメージを刷り込まれているのではないか、という気がするのだ。
そのあたり、たくさん本も出ていて、学べば少しずつ分かるのかも知れないが、
読みやすくて目ウロコな本を誰か出してくれませんかね。
てか、もうすでにあるのなら、教えてくれませんかね。

とりあえず今、「日本テレビとCIA」という本を読んでいる。
読めたら感想書くね。

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