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●ユッキーの個人ツアー11日目・山ドキュな日々

6日
続いて、映画祭。
彼女の墓に


「彼女の墓に花をそえるのは私」
もっとシリアのことが分かっていれば、
より深く味わえたであろうに、
残念ながら、歴史、政治、文化とも
周辺のことしか分からない自分が
この作品をきっちり読み解くのはゼンゼン無理。
(厳密には他のどんな作品もそうなのだろうが)

ただ漠然と、作者の人生にリスペクトを感じることはできた。
何年も故国に帰れない日々や、
それでも(またたとえ危険でも)帰りたいという思い、
それと刑務所での拘留経験だろうか。
同時期に同じ場所に留置されていた夫との、
魂の逢瀬(壁の向こうとこちらで、サインをやりとりしていたのだが…、
実はそのサインは伝わっていなかったことが、後で分かる。だが、
それでも心の支えとして在った、夫への思い?)

ゴメン!
すいません!
そんな体験をしたこともない自分としては、
このシリア人女性監督の、映画に込められた深い感慨を
きちんと理解することはできなかった。
作品のせいではなく、
これはこちら側の力量の問題と思う。
少なくとも、現代シリアの政治状況のアウトラインくらいは、
分かっている方が楽しめたと思う。

というような事情もあって、
自分が今、ものすごく眠いことに気がついた。
そりゃそうだ。一日に4本も映画を見る生活なんて
していないもの。
しかも昨日はどれも面白かったから、
脳が休む暇なかったと思われる。

無理をせずしばらくぼんやり過ごすことにして、
あまり映画祭と関係ないエリアに向かってだらだら
山形市内を散歩。
そういう風にしていると、
向こうから引っかかってくる運というものはあるようで、
(逆に、柳に風と脱力していないと、この手の運は逃げていく)
楽しげな神社のお祭りに遭遇。
祭り


境内に入ってみると、
騎馬による鞠投げ(?)みたいな競技を供覧しているではないか。
こちらの伝統行事なのであろう。
老若男女が、屋台の駄菓子をほおばりながら拍手喝采して楽しんでいる。
い~い雰囲気。
串に刺さった”玉こんにゃく”1本150円也を食す。
境内の木陰に座って、山形の人々をなんとなく眺めながら。

地方都市はゆったりしていた、いいわー。
東京、せかせかして嫌い。人の目付きも悪いし。
こっちの人は、道とか建物のドアとかで、ゆずりあったりする時、
しっかり黙礼をしてくれたりして、親切で礼儀正しい。
札幌も昔はこうだったんだけど、最近すさんでいる。
それでも東京ほど荒れてはいないが。

機能的には不便なところもあり、
何でも揃っているとは言えないが、
何日か居ても不快になってくる街ではない。
いい。

剣道着を付けた小学生の集団などもあり、
(歩いていると老舗の防具屋さんも発見)
何か武道の人口も厚いのであろうか。
いかにも”俳句詠んでます”風なスタイルの爺さんも居たし、
ローカルが生きてるなぁ。

ちなみに今日から3日間、「週間金曜日」の企画に参加。
社会学者の宮台真司氏と居酒屋で映画談義ができるという、
人数限定の企画だ。

夜、指定された居酒屋に集まる前にもう一本、鑑賞を。
「OUT!:ホモフォビアを叩きのめす!プロジェクト」
OUT!


これ、実はすごく期待して見に行った。
韓国で、レズビアンのアクティビスたちが作った作品とのことで、
配られていたチラシもなかなか格好よく、
ちょいと派手にコスプレした3人の若者が、
堂々と胸を張って立っている絵面(えづら)だし。
何しろタイトルの威勢がすごくいいではないか。

ところが始まってみると、
まず1時間半近く、ほとんど延々たるモノローグが続く。
しかも、顔を出すことはやはり難しいようで、
室内の調度や、外の景色や、つまり本人たちの日常の視線を
ただカメラを固定したまま、延々と恋の悩みや差別の悩みが続くのだ。

映像に工夫がなく、ものすごく退屈した。それが正直な感想。

見ていて分かったのは、
韓国では同性愛に対する忌避感はとても強烈なのだということ。
それこそ親子の縁を切られ、たたき出されかねないほどらしい。
彼女らがびくびくしながら、こっそり撮影せざるを得ない
その状況も、映画を見ることで知ることができた。
(日本でも忌避の感情はあちこちにあるだろうが、
現れ方の激しさは違うような気がする。
いや、そうでもないかな?
知らないのに知ったかぶりはできないな)

だから、3人の10代の女の子が、
仮面を付けているとはいえ、
カミングアウトすることはとても大変なのだ――
ということは理解できた。

しかし、たとえばこの映画を、
志を近くするセクシャル・マイノリティーの集会で上映するならばともかく、
ドキュメンタリー映画際での上映なわけで…。
当然混じっているだろうホモフォビアの観客をも、
圧倒してしまうような作品が本当は求められているのではないだろうか?

無理な注文をしているだけなのかとも思うが、
体は正直だ。
応援したい気持ちがあってもチョ~退屈。
という作品であった。

夜、
”宮台真司と居酒屋の会”に参加。
全国各地から、週間金曜日のファンかまたは宮台ファンか、
ドキュメンタリーのファンの方が集まっているわけで、
なかなか喋らせると個性的な人が多かった。
特別ゲストで、映画「選挙」の監督と主人公のお二人が参加。
僕もこの映画は見ていたので、
楽しく歓談することができた。
ちょっと会場が広すぎて、
近くの席の人としか交流できず、
宮台さんともほんの一言くらいしか話せなかったな。
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