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●サラ金のグレーゾーン金利とチワワ安

 最高裁が昨年末、サラ金のいわゆる「グレーゾーン」金利を認めない判決を出した。そのことで、にわかに世論が沸騰しているようだ。もともと大手サラ金会社(ヤミ金ではないよ!TVでCMも打ってる、あの会社やこの会社だよ!)の無法なやり口に関しては、何年も前から知ってる人は知っていたわけで(たとえばこれ→全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会)、彼らの横暴に関して社会の注目度が高まってきたことは、それなりに評価して良いと、もちろん思う。アイフル営業停止は、たしかに画期的だったと思うし。
 だが、世論の動きには、なんとなくしっくりこない部分が大小の点にわたってたくさんあると言えばある。
 筆者の注目するところは、いつもの通り、権力のある者たちの何らかの情報操作なわけだが、せっかく議論が巻き起こっても、結局、民衆側は騙されるというパターンが続いているので(今回もそうなるのかも知れないが)、ひとつ斜めの視点から気になることを書いておきたい。ただし筆者は、別にこの問題に詳しいわけではないし、お金を貸し借りする立場からの視点で書いているわけではない。その辺り、もし間違い・勘違いがあったらご指摘いただきたい。
 まず、強く感じるのはマスコミの責任についての追求が、あまり盛り上がっていないことだ。最高裁判決という、それなりの決定打が出たにもかかわらず、民放CMは駄々漏れ状態だ。そもそも、TVでサラ金の広告を流していいのかどうか、本来ならもっと考えなければならない。TVや新聞、街頭のティッシュ配りまで自由に広告を撒き散らせておいて、その上で障害者や認知症の人を借金で追い込むなどというのは、言語道断ではないだろうか。ポルノグラフィーとは質が異なるが、この業界の広告にはもっとゾーニング(見る必要のない人まで見なくてすむように、住み分けをさせる)の考え方を適用しなければならないはずだ。「気軽に借りれま~す」ってか?…まあたしかに、借りるのはね。
 ちなみにこれだけの広告費を使えて、でかでかと看板の出たサラ金ビルが全国の駅前商店街に林立するという現象を生むほどに、サラ金業界は潤ってきた。その広告費でTV局もメジャー新聞も潤っている。批判の火の手がこれらマスコミから決して上がらない理由は、それこそ火を見るよりも明らかだ。一方で、アイフルの営業停止で企業イメージが落ち、チワワの値段が下がったという噂を聞いたが、それだけCMスポットの影響は強いということだ。(「チワワにしか目が行かないのかい!もっとマシな反応せんか~い!」と国民にもツッコミたいところだが…。TVばっかり見てちゃいけませんて、ホントだよ。トホホ。)
 でも考えてみれば、サラ金業界のイメージ戦略も相当練られているということでもある。筆者など「週刊金曜日」とか読んでいるから、この業界の薄汚い手口は、以前から嫌というほど認識しているのだが、一般のイメージはもしかしたら、可愛いキャラやら清潔なダンサーやら…なのかも知れない。しかし、貸金業が世の中の役に立たないとまで極論するつもりはないけれど、そんなに爽やかなもんかねぇ、ふつうに考えて。もしかして窓口に行ったら、CMみたいなめちゃくちゃ可愛くて素直な女の子が、親身に優しく応対してくれると思うのかねぇ。んで、取立ての時にもその女の子がやさしーくソフトに取り立ててくれちゃうと思っているのかねぇ。まさかねぇ。いかに日本人がごく簡単なイメージ戦略でコロリとやられてしまうか、そちらも合わせて考えねばいけないことのように思うなぁ。
 ちなみにこの辺りの報道では、NHKが一番まっとうに仕事をしていたと思う。業界との利害関係がほとんど皆無だからなのだろう。いつもNHKを批判している筆者だが、是々非々で認めるところは認めておく。またそれだけ広告料は蜜の味ということでもある。
 次に気になるのは、グレーゾーン金利の行方だ。それこそNHKのニュースの中で、グレーゾーンの上の方(出資法で年29.2%)で統一するのか、下の方(利息制限法で15~20%)か、はたまた間を取るのかという議論になっているそうだ。消費者団体側からは当然金利の低い方での決着を、業界側は上での決着を主張しているとのことだった。筆者などは心情的に、これまで社会的に見てフェアな営業を続けてきたのであれば業界の主張も一定の理があろうが、社会通念的に問題ある実態がたくさんある以上、盗人猛々しいとはこのことだ、と思うが、それはあくまで個人の心情的レベルの話ではある。
 とは言え、そういう世論が盛り上がってこないのも、なんだか悔しい。これは決して対等な話合いではなく、企業益のみを追及してきた業界団体の悪辣な体質が前提になった話合いになるべきだ、と筆者は思う。そのことはもっと強調されてもいいはずなのだが、マスコミがまるで触れないことで、結果として業界を擁護しているのと同じことになっていると、言っておきたい。
 そして最後に(これが重要なのだが)、いったいこの時期にどうしてまたこの問題が浮上してきたのか?、という疑念だ。繰り返すが、サラ金の、一流企業とは思えない数々の問題営業は、何年も前から知っている人は知っていた。長年放置されてきたと言ってもいい。政・官・業・マスコミ・裏社会が結託している今の日本で、司法や行政が、いきなり正義の味方に変身するということも、筆者は信じることができない。このニュースの裏には、被害者救済ではなく、何かあるんじゃないかと眉唾で見ていたところ、ありました。
 結局これも「週刊金曜日」ネタになるのだが、またかという話。そう、アメリカの「年次改革要望書」である。小泉改革のほとんどが、アメリカの国益に合わせただけの“自由化”であって、日本の国民にはなんらプラスがないどころか、耐震偽装問題を見ても害悪が勝ることが目に見えてきた昨今。グレーゾーンを廃止することも、どうやらアメリカからの圧力がからんでいるらしく、その真の目的は、金利の規制緩和を行ない、より自由な金利設定ができる社会に持っていくことにある。自由というと聞こえはいいが、優勝劣敗のきびしい世の中にさらにシフトすることが予想される。(そしてアメリカの金融企業が参入する?)
 なんと言うことだろう。国民が望んでそうなったのならまだしも、騙しに騙しを重ねてアメリカの言いなりに法律を変えていくこの国。そして、それに気づかない国民。だから!チワワの人気がなくなるだけで済ませるわけにいかない問題なんだよね。って言っても、サラ金から借りることになる人は、知る余裕もないのかもしれないな。良し悪しでなく。
 だが統計上は、労働人口の4人に1人がサラ金から借りている計算になるそうだ。借りたことがあるかないかを別として、これが身近な問題でなく、なんだろうと筆者は思うのだが。チワワ安、それだけ?
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コメント


自分は難しい事は分からないので感じている事を書いてみます
この問題はいつの間にかサラ金がマスコミの手によって感覚を麻痺されてしまった様に思います
自分がサラ金と言えば腎臓売買の事件でその存在を初めて知りました
金を返さなければ腎臓を売れと言う社長の
言動は当時の自分には衝撃的でした
基本的にはこの姿勢は表面上はクリーンに
見えても何も変わっていなかったんですね
事件当時はマスコミも批判をしていたはずなのにいつの間にかサラ金業者の広告塔に成り下がって利用されているなんて皮肉なものですね
自分自身も今回の事件が無ければこの業界が変わっていなかったんだと気づきませんでした
グレーゾーンですがこれはサラ金側からすれば取れるだけ取ると言う考えだからあって無い様な物だった様な気がします
結局曖昧な法律がこの様な被害を増やした原因の1つだと思います
査定もちゃんとする様な事をうたい文句にしている様ですがそれならこんなに被害者が
沢山いるのはおかしい
返済でき無そうでも無理やりに貸したり
認知症の人の様に自分で判断できない人に貸すなんていったいどういう査定なんだろうか
借りる方も借りる方だと思います闇金に借りるよりCMが流れているから大丈夫だと勘違いしているのではないでしょうか
根っこは同じです
中には返せなかったら自己破産すれば良いなんて軽く考えている人もいるんでしょうね
この問題だけではありませんが我々がマスコミに踊らされない確かな判断力が大切だと思いました

これがユッキーさんのやりたい事だったんですね
こちらにも顔出します ヨロシクです
それでは

>ハハマーさん
やりたい事、というか、方向性ですね。ブログだけじゃ、まだまだ全然、ですよね。

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