いきなりデカイ話だが、はたして日本には”市民社会”と言えるような空間があるのか、という疑問を僕はもっている。
たしかに学校では、デモクラシーについて習ったが、またデモクラシーが本当に素晴らしいものなのかという異論も疑問もあるとは思うが、とりあえず、決して理想的ではないにしろ、日本も民主国家なんだろうな(駄目なタイプの)、と思って大人になってきた。
しかし最近、(最低限でも)日本が民主国家の形をなしているのかどうかさえ、危ういと考えるようになった。いや、より正確には、
”駄目なタイプの民主国家”ではなく、
”民主国家にみせかけた、ただのハリボテ”と、
このごろ思うようになった。
主権国家ですらない日本のホコロビが、あちこちで見えていると思う人は多いのではないか。
例1:沖縄で起こる米兵の犯罪・米軍事故に対して行動の取れない政府、&それをいさめる事のできない世論
例2:国家犯罪である「沖縄密約」に関して、公開された文書資料によって嘘であることが世界的に証明されているのに、知らん顔をして最低な嘘をつき続ける政府と、&それをいさめる事のできない世論(かなり甘く見られてます)
例3:司法の劣化、というよりも、行政やマスコミ世論の下請け化、&それをいさめる事のできない世論
きりがないのでやめる。
大きな例を示したが、年金や生活保障の問題(つまりごく身近なテーマ)に関しても、ことは同様なのは言うまでもない。
こんな国には住みたくない。
住みたくないが、僕は日本酒と日本食が好きなので困ってしまう。
それにしても、民主主義だの三権分立だの、
小学校の純真な時代に習ったことが、まったくの嘘であると、この齢になって実感するのはつらいというか、愕然とするというか。ひどいじゃないか!子供を騙すなんて、と大人、いや老人の入り口に足をかけた自分は思う。
さらに追い討ちをかけるように、若い民主国家としてまだまだ未成熟な部分をある意味補ってきたとも、あるいは戦前の利権構造を温存しているとも言える、これまでは両価的な判断を下すのがまあまあ妥当だった、官僚国家としての日本もボロボロになってきている。
なんだかんだ言って、悪いヤツもいたけれど日本の官僚は優秀で真面目だった時代が長かったような気もする。僕も官僚の末端(地方官僚ですね)やっていたことがある。
システムの劣化か、個人のモラルハザードか、その両方かは分からないが、官僚が優秀ではなくなってきているのが、もうあちこちでモロに…。自衛隊も軍事系の官僚だ。近頃の事件は言うまでもなく、駄目の最先端。どんなに高い武器買っても、田吾作が使うんなら鎌とか鍬とかとかわらんわ!
要はあれだね、日本の政治体制がハリーボッテーなのは、アメリカからただもらっただけだからなんだろうね。支配ツールとしての”民主主義”に、みんな喜んでしまったという歴史から発しているのかも知れないね。
とか言いながら、50才になったので、多少の恥は省みず、そう長く生きていることもできない人間として、できることに手をつけようと思ってやっている。もちろん、たいしたことはできません。当たり前。そこの2ちゃんねる君、君の言うとおりだ。俺がたいしたことをできるはずがない。重々承知ででも、やる。がっさいかも知れないが、やる。駄目ピーだろうが、やる。根本敬の台詞のように、「でも、やるんだよ」。
「下らない」と、外野でいつまでも言いたいヤツは言っとれ。
というわけで、膠着状態を変えるのは、ごく小さな力を持続的に持つことだと思っている。力が小さいので、どういう風にどのポイントに加え続けるかは、難しい。これが正解だということが見つかればいいのだが、神ならぬフツーの人間にはそこまでの千里眼があるはずもない。でもやるんだよ。(個人的には、大きな力に正面から対抗する力の入れ方では”ない”ところ、というのがポイントだと思っている…)
飲みながら書いた文章も、たまにはいいだろう。
やれることは小さいし、少ない。
とりあえず、G8に向かって、日本にも市民の動きがあるということを(ダメダメな結果になるかも知れないが)やっている。マスコミではない、市民メディア(欧米圏では、インディペンデント・メディアという方が通りがいいようだ)が発信できる場所を、なんとか作りたいと思って、いろんな人と協力している。
僕の中では、ATTICでサブカルなイベントを仕掛けて行くのと、なんら矛盾ないことのつもりだ。
人の目を気にして動きを決めるのではなく、こうじゃないかと自分の自分の思いで試みることは、失敗しようとも無駄ではないと、まあどうせ素朴とか言われるんだろうけれども、思っている。素朴に。

というわけで、
3月16日にまた、市民メディア系の講演をします。
お近くで、興味のある方、他の演者も面白そうでしょ。
見に来て、なんなら一緒にやりませんか。
人の批判ばっかして、自分では何一つ動かない連中のことは、ほっておくに限るのだ。
死ね。いや、おまえはすでに死んでいる、というわけだ。



